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医師へのコミュニケーションで悩んだこと、役立ったこと

実際にがん患者さんから寄せられた声をもとに、
多い意見やその解決策をまとめました。
聞きたいことのヒントが見つかるかもしれません。

医師とのコミュニケーションで一番悩んだことTOP3

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何を聞けばいいのか、そもそもわからない

診断直後は頭が真っ白で、「何がわからないのかもわからない」という状態の方が最も多くいらっしゃいます。不安はあるけれど、それを言葉にできない、質問の形にできないという悩みです。

診断されたばかりの時は、ただただショックで何も考えられませんでした。先生に「何か質問はありますか?」と聞かれても、何を聞けばいいのか全くわからず、後から「あれ聞けばよかった」と後悔することばかりでした。(50代女性・乳がん)
家に帰ってから不安が次々と湧いてくるのですが、診察室では頭が真っ白。メモを用意しようと思っても、何をメモすればいいのかすらわからない状態でした。夜中に一人で泣いて、翌朝また同じように診察に行って何も聞けない、の繰り返しでした。(40代男性・肺がん)
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先生が忙しそうで聞きにくい

診察時間が短く、先生が次の患者さんを待たせているように感じて、質問を遠慮してしまうケースも多いです。「こんなこと聞いてもいいのかな」と躊躇してしまいます。

いつも先生が忙しそうで、質問する時間を奪ってしまうのではないかと思ってしまいます。待合室には他の患者さんもいるし、こんな基本的なことを聞いていいのかと悩んでしまいました。診察が終わってから廊下で「やっぱり聞けばよかった」と後悔していました。(40代男性・大腸がん)
5分の診察で、先生はパソコンの画面を見ながら説明してくださるのですが、こちらを向いてくれる時間はほんの少し。質問したい気持ちはあっても、「こんなに忙しいのに迷惑かな」と思うと言葉が出ませんでした。(60代女性・胃がん)
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専門用語が難しくて、理解できない・質問できない

医療用語や専門的な説明を聞いても理解できず、何をどう聞けば自分の知りたいことの答えが得られるのかわからない、という悩みも非常に多いです。

先生の説明は専門用語ばかりで、正直半分も理解できていませんでした。でも、どこがわからないのかを説明することすら難しく、「わかりました」と言ってしまうことが多かったです。家に帰ってネットで調べても余計に混乱するばかりでした。(60代女性・膵臓がん)
「ステージ」「グレード」「リンパ節転移」など、聞いたことはあるけど正確な意味がわからない言葉ばかり。その場で質問する勇気が出ず、後から自分で調べても専門的すぎて理解できませんでした。結局、何も分からないまま治療が進んでいきました。(50代男性・前立腺がん)

このアドバイスが役に立ったTOP3

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「質問するのは患者の権利」と思うこと

質問することを遠慮する必要はまったくない、むしろ質問するのは患者の大切な権利だと気づいたことで、心が楽になった方が多くいます。

なぜ役立つのか

納得して治療を受けるためには、患者さんが自分の病状や治療について十分に理解することが不可欠です。インフォームド・コンセント(説明と同意)は医療の基本原則であり、医師には説明する義務があります。つまり、質問することは患者さんの当然の権利なのです。

💡 実践のコツ: 診察の最初に「今日はいくつか質問させていただきたいのですが」と伝えることで、医師も時間配分を考えてくれます。「遠慮は不要」と自分に言い聞かせましょう。
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家族や友人に同席してもらう

一人では聞き漏らしたり、緊張して質問できなかったりしますが、信頼できる人に同席してもらうことで、落ち着いて話せたり、後で内容を確認できます。

なぜ役立つのか

同席者は患者さんより冷静に話を聞けるため、重要なポイントを記録したり、患者さんが聞き逃した質問をしてくれたりします。また、診察後に一緒に内容を振り返ることで、理解を深めることができます。「患者さんが聞きにくいことを代わりに聞く」役割も果たせます。

💡 実践のコツ: 同席者には事前に「これだけは聞いてほしい」というポイントを共有しておきましょう。また、診察後に「先生はこう言っていたけど、あなたはどう受け取った?」と確認し合うことで、より正確な理解につながります。
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事前に質問をメモしておく

診察前に聞きたいことをメモに書き出しておくと、診察室で頭が真っ白になっても安心。優先順位をつけておくことも効果的です。

なぜ役立つのか

診察時間は限られているため、その場で思いついたことを順番に聞いていると、本当に聞きたいことを聞き逃してしまいます。事前にメモを作ることで、「今日は絶対にこれを聞く」という優先順位が明確になり、限られた時間を有効に使えます。また、メモを見せることで、医師も患者さんの関心事を理解しやすくなります。

💡 実践のコツ: スマホのメモアプリでもOK。「今一番知りたいこと」を3つ程度に絞り、箇条書きで準備しましょう。診察の最初に「今日はこの3点について教えていただきたいです」とメモを見せると、医師も答えやすくなります。

実際に使えるテクニックTOP3

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「わからないことがわからない」と正直に伝える

何を聞けばいいかわからない時は、そのまま「わからないことがわかりません」と伝えることが最も効果的。医師が必要な情報を引き出してくれます。

「何を聞けばいいのかもわからなくて」と正直に伝えたら、先生が「では、まず病状から順番に説明しますね」と丁寧に話してくれました。変に取り繕うより、正直に言った方がずっと良かったです。その後、先生が「この説明でわからないところはありますか?」と何度も確認してくれるようになりました。(50代女性・乳がん)

具体的な使い方

診察の最初に「何を聞けばいいのかわからないのですが、今の私の状態について詳しく教えていただけますか?」と伝えることで、医師が段階的に説明してくれます。また、「今日は家族に説明するために、基本的なことから教えてほしいです」と伝えるのも効果的です。

💡 使えるフレーズ:
「何を聞けばいいのかわからないのですが、今の私の状態について詳しく教えていただけますか?」
「家族に説明したいので、もう一度基本的なところから教えてください」
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分からない用語はその場で聞く&メモを取る

分からない医療用語が出てきたら、その場で「今の言葉の意味を教えてください」と聞くことが大切です。また、メモをきちんと取る姿勢を見せることで、医師も丁寧に説明してくれるようになります。

最初は遠慮していましたが、思い切って「今の言葉の意味がわからないので教えてください」と何度か質問したところ、先生が噛み砕いて説明してくれるようになりました。メモを取りながら聞いていると、「ここは大事なのでゆっくり説明しますね」と配慮してもらえるようにもなりました。(40代女性・乳がん)

具体的な使い方

専門用語が出てきたら、すぐに「すみません、今の○○という言葉の意味を教えていただけますか?」と聞きましょう。メモを取る際は、分からなかった用語とその説明を書き留めておくと、後で見返した時に理解しやすくなります。また、録音の許可をもらって、後から看護師さんや相談支援センターで一緒に内容を確認するのも有効です。

💡 使えるフレーズ:
「今の○○という言葉の意味を教えていただけますか?」
「メモを取りたいので、もう一度ゆっくり説明していただけますか?」
「後で振り返りたいので、録音させていただいてもよろしいですか?」
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看護師さんや相談支援センターに録音・メモを持ち込む

医師の説明で理解できなかった部分や、録音・メモした内容を看護師さんや相談支援センターに持ち込むことで、別の視点から丁寧に解説してもらえます。

診察を録音させてもらって、その音源を相談支援センターに持っていきました。一緒に聞きながら「ここはこういう意味ですよ」と噛み砕いて説明してもらえて、ようやく自分の病状や治療内容を理解できました。看護師さんも、診察後にメモを見せながら質問すると、図を描いて分かりやすく教えてくれました。(60代女性・膵臓がん)

具体的な使い方

診察時に許可をもらって録音しておくと、後から何度も聞き返せます。その録音データやメモを持って、看護師さんや相談支援センター(がん相談支援センター)に相談しましょう。「この部分の意味が分からなかったので、教えていただけますか?」と具体的に聞くことで、より詳しく説明してもらえます。相談支援センターは予約不要・無料で利用できる病院がほとんどです。

💡 使えるフレーズ:
「診察を録音したので、一緒に聞いて説明していただけますか?」
「先生の説明をメモしたのですが、この部分がよく分からなくて…」

あなたは一人じゃありません

多くの方が同じように悩み、それを乗り越えてきました。完璧な質問をする必要はありません。 まずは「わからない」と正直に伝えることから始めてみてください。 あなたのペースで、少しずつ前に進んでいけば大丈夫です。

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